信じる力をもう一度 ― 30年ホームレス生活からの再出発

多摩地区の市役所より緊急相談で、30年のホームレスキャリアの80歳代高齢者男性の保護相談を受けました

ボクは別件で外出していたので、若手男性相談員を向かわせました…が、一筋縄に行かないとヘルプ要請があり、飯能市から多摩地区へ急ぎました

会話は成立して礼儀正しい高齢者男性ですが、明らかに精神疾患があることを感じます

過去に無理矢理 精神病院に入れられそうになったり、某市元市長が運営する困窮者事業所の支援で、50万円の補助金⁈を用意してもらうものの、用意されたアパートの入居者するためのリフォームや何やらで全て使い果たされ、怖くなって逃げたなど、この30年間で人を信用出来なくなり、会話もまともにしてこなかったそうです

このようなケースは、まず病院で検査入院をしてもらうのですが、頑なに病院に行くことを拒みます…これは困った…市役所のCWさんも18時過ぎまで付き合ってくれています…救急搬送でもしない限り、病院が受け付けてくれない時間帯に入りました

久しぶりに短時間だけ悩みました…この間に所沢市を中心とする無料定額宿泊所の理事長に、4日あとであれば部屋を用意出来ると確約が取れました

もう曙会事務所で預かるしかない!車に乗せて事務所に案内し、コンビニで弁当とボディ拭きタオル等々を購入、スグに身体を拭いてもらって、ストックしてある古着に着替えてもらいました

スタッフ総動員で手分けして動いてくれます!流石は我が部下たち!手慣れた段取りで宿泊する準備が進み、理容師資格を持ったコージが髭剃りも完了!

オヤジさんとボクはビールで乾杯🍻物凄く感謝してくれて、これまでの苦労や悩みを聞きながら、ボクからは課題も伝え3泊4日の生活が始まりました

翌日は事務所周辺の掃き掃除をしてくれています 驚くほどの体力で事務所内の拭き装備も頑張ってくれています

この日は数え切れないほどリストカットを続けて、今回は輸血するほどの手術を終えた女の子の退院支援がありました

退院祝でハンバーグを食べにオヤジさんも連れて行きました♪《こんな美味いもの初めて食べました》と言うオヤジさん

女の子に《命は大切にして下さい》と一言伝えていました

ひろし会メディカル部BBQにも参加してもらい、日曜日はのんびり過ごしてもらい、やっと無理定額宿泊所のアパートへ入居しました

ボクが不在時に事務所を訪れてきました 精神障害を感じる言動もあったようですが《会長さんに恩義があるから》と頑張ってくれている様子です

まだまだ何が起こってもおかしくない状況ですが、役所の協力をいただきながら、お力添えを続けていく所存です!取り敢えず曙会事務所近くのアパートに住めて良かった😆

毎度、長文すんません