「盗んでいない」と言い続けた彼の2年と、出所後に待っていた過酷な現実

刑期を終えて出所直後に都内某市役所へ生活保護申請に来た男性…生活福祉課から緊急案件で曙会に入電
生活保護申請受付は出来るものの、介護保険申請もしていない上、所持金は1万円、心不全の処方薬は3日分だけで出所させられるという、無責任な法体制
本人の歩行状態が不安定なので、15時頃から受入病院がないか、曙会相談員で緊急入院要請の電話を掛けまくりました
その間、男性の調査を行いました 在日外国人ではありますが、生まれてからずっと日本で過ごしています
今回の罪状は窃盗…数百円の商品ですが彼はこの日も《絶対に盗んでいない》と言い切ります…数百円の窃盗容疑を認めず2年間の懲役
出所後は1万円と心不全の薬が3日間分処方され、シャバに放り出されました
そして生保申請するも居住する場所も探してもらえない…法務省は放り投げ、生保を受け付けた役所も気の毒ですが、曙会に依頼をしてくれて良かったです
夕方ギリギリに、いつもお世話になっている病院の院長先生が受入許可を出して下さいました
この数ヶ月間、男性と定期的に連絡を取り、面談にも伺い、そろそろ介護保険申請結果が出ます
もう少しで退院出来る!今後も身元保証・金銭管理で永い付き合いになります
こんな我が国の現状もあるんですよ…諦めない!断らない!曙会!