否定しない関わりー妄想・記憶障害を抱える方との対話

某区役所 生活福祉課からの依頼で、都内23区内の団地へ飛んで参りました

在日亜細亜人の女性で、お部屋はとっても綺麗ですが、彼女曰く

《女泥棒がモノを盗む、壊す》

と訴えています…この妄想・幻覚・幻聴症状は決して珍しくなく、大切なことは否定をしないこと

その見えぬ相手との関係性や性別、年齢、関係性の両悪まで確認します

そして両膝関節症とコロナの影響で、外出機会が減り、認知症状が進行して短期記憶障害も伴い、とにかくモノを失くしてしまいます

つい最近に再発行した通帳も失くし、秘書と室内を探したのですが見つからず…一緒に銀行へ行って再発行の相談に行きました

頑固だけれど、可愛らしく楽しい彼女は《一緒にお昼ゴハンを食べたい》と誘ってくれました

日本蕎麦屋に入り3人で天麩羅蕎麦を注文!すぐさま1万円をボクに渡して《これで払いなさい!》と言う…断ったら《生意気を言うな!》とお茶目に言い放ちます

生活保護者から奢ってもらう訳にはいきません…秘書に後で書類に混ぜて返金させる指示を出して、ご馳走になったふりをしてご馳走しました

とっても楽しくて、20歳代で日本に来てからの苦労話も傾聴しました…身寄りもありません…曙会が身元保証・金銭管理の提案をすると、予想以上に喜んでくれて2つ返事で契約をして下さいました

とは言え生活保護受給者ですので、実際はボランティアです♪でも身元保証がいなかったが故に、入院が出来なかった経験もあるようで、もう辛い思いはさせません

3時間チョット一緒に過ごしました!とっても居心地が良くて、情も入ってしまいました…目の届く施設へご入居いただけるように頑張ります

3階の廊下からずっと見送ってくれて、大きく手を振ってくれています…ずっと淋しかったんだね…これからは曙会が一緒だから大丈夫だからね!